人間サイズの社会へと、足元から編み直す
私たちが描く未来
社会は、少し大きくなりすぎたのかもしれません
私たちの暮らしは、
電気、食べもの、住まい、教育、仕事――
あらゆるものが、遠く離れた場所の仕組みに支えられています。
そのおかげで、私たちは便利さと豊かさを手に入れました。
これは、社会が積み重ねてきた大切な成果です。
けれど同時に、
「誰が、誰を、どのように支えているのか」
その関係性は、少しずつ見えにくくなってきました。
仕組みは複雑になり、
社会の動きは人の理解を超え、
人や地域の力だけでは、全体を把握し、関わることが難しくなっています。
「自分は、必要とされているのだろうか」
そんな社会の中で、
ふと立ち止まって、こんな問いが浮かぶことはないでしょうか。
「自分は、この社会に必要とされているのだろうか」
仕事をしていても、
数字や役割の一部として扱われているように感じる。
誰かの役に立っている実感が、見えにくい。
代わりはいくらでもいる気がする。
この不安は、個人の弱さではありません。
社会が大きくなりすぎたことで、
人と人との距離が広がった結果、生まれている感覚です。
人は「人のサイズの社会」でこそ、自然に息ができる
私たちは考えます。
人は本来、
**人の顔が見え、声が届き、
感謝と責任が行き交う「人のサイズの社会」**の中でこそ、
もっとも自然に生きることができるのではないかと。
そこでは、
自分の行いが誰かに届いていることを実感できます。
誰かの存在が、自分を支えていることを感じられます。
「あなたがいるから、私がここにいる」
そんな関係性の中で、人は安心し、前を向いてきました。
社会を壊すのではなく、足元から編み直す
もちろん、社会を一気に小さくすることはできません。
便利さや技術、これまでの仕組みを否定したいわけでもありません。
だからこそ、私たちが選ぶのは、
社会を壊すことではなく、足元から編み直すことです。
暮らすこと、働くこと、学ぶこと、遊ぶこと。
それらを切り離すのではなく、
日々の営みそのものが、地域や未来とゆるやかにつながっていく。
大きな理想を掲げる前に、
まずは、人と人との距離を、少し近づける。
顔が見える範囲で、責任と感謝が循環する場を増やしていく。
私たちの役割 ― 共につくる側として
私たちの会社は、
「支援する側」と「支援される側」を分けて考えません。
同じ社会に暮らし、
同じ未来を生きる当事者として、
事業を通じて、関係性を編み直していきます。
誰かが特別な負担を背負うのではなく、
できることから、少しずつ。
関わりたい人が、無理のない形で参加できる仕組みをつくる。
日々の選択が、
自分たちだけの利益で終わらず、
地域や次の世代につながっていく。
そのための「場」と「仕組み」を育て続けること。
それが、私たちの役割です。
人間サイズの社会を、未来へ
私たちは、
人間サイズの社会を、もう一度取り戻したいと考えています。
それは、懐かしい過去に戻ることではありません。
複雑になりすぎた社会を、
人が生きられる形へと、未来に向かって再設計することです。
できることから、少しずつ。
顔の見える関係を、ひとつずつ。
その積み重ねの先に、
安心して暮らし、
幸せを育てていける社会があると、
私たちは信じています。
